未題

短編より短い短編小説

じゃれあい

 朝起きて部屋でかたかたパソコンを打っていると、襖越しにおねえちゃーん、と呼ぶ声がきこえた。わたしは無視してパソコンを打つ。いま良いところだから、いま良いところだから。

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拒絶反応

 起き抜けに襖を開けると母がホットプレートでたこやきを焼いていた。きのうからの胃もたれに目眩がする、すると、母は嬉々として「たべるでしょう」ときいてきた。わたしはうん、おいしそうと答えた。

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長靴ダッシュ

 寝間着のごとくよれた黒のスウェットパンツに、ミズノのウィンドブレーカーを重ね履きした。うえはヒートテック、Tシャツさらにパーカーを羽織り、チェックのコートまで着こむ。準備万端、とおもい時計をみると予定より20分もはやく支度を済ませてしまったようだ。

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“ひと”

 ほんとうは父が先立ったら犬を飼おうとおもっていたの、けれど、犬は餌代もかかるし、保険にもはいらなくってはいけないし、お散歩もしなくっちゃいけない。ところかまわずおしっこしたり、はじめのうちはしつけだってたいへんかもしれない。

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沈黙の限度

 壊れたカセットプレイヤーが突然奇怪な音をからからまわすみたいにしゃべりはじめた。

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